- 仕事でも同じですが、RPDCAから
- 目標が曖昧なPJ(プロジェクト)は失敗する
- FIREの後になりたい自分の要件(目標)を整理
- 世の中のFIREを調べた
- 私の必須支出はいくらなのか
- 多くの会社員は「Side FIRE」が適切です
- どれぐらいSideで稼ぐのかでFIREの時期が前後する
- 【必要資産-方程式(Side収入有)】
仕事でも同じですが、RPDCAから
短い期間で完結する事柄は、すぐに行動を起こした方が早いし失敗してもリカバリできるので良い手法ですが、FIREはライフプランに影響する長期間の事柄です。
長期間の事柄に対しては、計画を立てるのが王道です。
そして計画は都度更新が入ります。
しかも!そもそも計画の前に目標の設定が誤ってました・・・がPJにはツキモノです。(ITの世界だとグランドデザインや企画・経営目的が間違っていたって奴ですね)
よって、
事前に調査してから目標を決める。
目標に合わせて計画を立てる。
その計画を更新しながら目指す。
という流れです。
これを「PDCA」ではなく「RPDCA」と言います。
勿論、調査に100点はありません。足りない部分をPDCAで都度補完するのです。
目標が曖昧なPJ(プロジェクト)は失敗する
繰り返しで申し訳ないのですが、大事なので今一度ピックアップします。
計画の前には目標を決める必要があります。目標が無い場合、
1.選択肢で迷いが生じたり ⇒都度検討するから時間の無駄
2.判断にブレがでてきます ⇒目標通りに進まない
(チーム管理だと致命的:何の話だよ笑)
例えば、新たに分かった情報(金儲け等)がライフプランに影響を及ぼす可能性があるとします。その情報を計画に含めるか否か?と判断が必要になるわけです。この時に「お得だから」という理由だけで適当に取り込むと本来の目標が多様化して、「目標の達成条件」が分からなくなってきます。なので条件に合うかどうかで接し方を変えます。
お若い方で分からない方はカーナビを想像してください。
目的地(目標)を決めない状態ではナビゲーションができません。
目的地があれば、交通規制で道が計画通りに進めなくても経路変更ができるのです。
それでも複数の経路候補は残りますが、距離や時間、お金といった前提条件によっても経路を迅速に絞り込みできます。
目標や条件を整理しないと、後々になって本来の想い通りになりませんという事です。
FIREの後になりたい自分の要件(目標)を整理
理解・把握できない事をやりたくない | 自己紹介でもエピソードを記載したので、見ていただきたいのですが、どうやらコントローラー気質のようで、把握できない物をリスクの塊として嫌うようです。 |
好きなご飯を食べられれば良い程度の余裕 | 小さい頃からずっと貧困層でしたので、生活の質を上げないと辛いという程ではありません。結局、自炊した料理の方が心が震えます。 |
時間に追われたくない |
観光名所などに行っても楽しくありません。休日の後は仕事だから休日の時間は効率的に使わないといけないと思ってしまうのです。良い意味で無駄に時間を使い、体験を重ねたいです。 歴史や林道の探索なんて良いですね。 |
人に「ありがとう」と言われる事がしたい |
いわゆる〇〇士という職業などは、お客さんにありがとうと言われます。(店員からありがとうを言うサービス業と逆)ただし職業の場合は固定勤務となるため、時間を無駄に使いたいという要件とぶつかります。以前トラックで急坂が登れなくなり泣きそうになった所をJAFに助けてもらったことがあります。ああいうのいいですね。 |
私の場合は、上記のような感じです。
FIRE要件の考え方ですが、ポイントは「やりたい事」よりも「やりたくない事」を重視して整理してください。
「やりたい事」は無いと言う方が多いですが、それは現実の制約を考慮するからです。日本や世界を見て回りたい、時間を気にせず好きな事を極めたい、モテたい、家の近くにサーキットが欲しい(これは私だけか)。
キリがありません。 しかも優先度が付かずどれも同率になりやすい。
ですが、「やりたくない事」は意外にも少ないです。そして、優先度がハッキリとつきます。
理由は、既に実体験している事柄であり、無意識の内に嫌な事をストレスというバロメーターで測っているからです。
自分にとってストレスバロメーターが大きな物から優先度がつきます。
逆に「やりたい事」は実現できていないので、幸福度への貢献度が曖昧な想像でしかなく、分からないのです。
よって、「やりたくない事」を優先して整理しましょう。
現在の保有する情報では、これ以上は埒が明かないので次へいきましょう。
PDCAによって軌道修正する機会があるため、漏れていても大丈夫です。
世の中のFIREを調べた
FAT FIRE | 現在の生活水準を保ったまま、寿命まで困らない資産を確保して離脱 | 資産大 |
Lean FIRE | 現在の保有資産で寿命まで困らないように生活水準を落として離脱 | 資産中 |
Barista FIRE |
医療保険を賄う為に最低限働くが生活上は離脱 |
資産小 |
私が調べた感触では、FIREが日本で騒ぎ始めた時には大きく3つに仕分けされていたようです。
しかし2021年の現在では更に細分化されました。
Coast FIRE |
現在の生活水準の内、必須な支出に関しては寿命まで困らない資産を確保して離脱 働かなければならないという抑圧から解放されたまま現在の仕事を続けるか、責任の低い仕事で社会への貢献を続ける。 (続けるんかいっ笑) |
Side FIRE |
Barista FIREと同じ解釈の人もいれば、違う解釈の人がいる曖昧な状況。 現在の生活水準の内、必須な支出に関しては寿命まで困らない資産を確保して離脱 ただし、贅沢品などの必須以外の支出分は別途働いて稼ぐ。 |
※他にもありましたが分ける程の違いに意味を見出せないので割愛。
FAT FIREは、多くの人からすると金額的に達成できずに現実的なプランにはならない※1為、Lean FIREでどのようにして達成するか検討する方が多くの人の役に立つと考えた人がカテゴライズしたのではないかと思います。
※1:総務省家計調査が出した、支出平均では一月15万円となっているため、80歳まで生きて40歳で離脱する場合、40年間で7千万円は必要となります。(厳密にはもっと)
40歳という事は、大卒の場合23歳頃からの勤続年数は17年ですから、一年間で423万円資産を増やさないと達成できません。 高収入+節約生活でないと成り立ちません。
私の必須支出はいくらなのか
どのFIREが良いのか眺めていましたが、そもそも選択する余地があるのかも良くわかりません。
理由は、生活に必須な支出を算出できておらず実現性が見えないからです。
家計簿や支出に関しては1記事にできるぐらい書きたいことがあるので、結果だけを記載しておきます。
私の必須支出は9万円です。
これで、必要資産の式を記載していきます。
【必要資産-方程式】
「①一月あたりの必須支出」×「12か月(固定値)」×「②生存年数」=「③必要資産」
なるほど、「③必要資産」を求めるには「②生存年数」を確定させなければ一次方程式にならず、解がでません。
【生存年数】
生命保険のデータから、男性が81.41歳、女性が87.45歳で男女とも過去最高を更新とあるため、今後増減するかもしれませんが、一先ず私が死ぬ年齢を82歳と仮定します。
貯蓄率にもよっては必要資産に届きませんが、希望として35歳でFIREとします。
【必要資産-方程式】
「①一月あたりの必須支出」×「12か月(固定値)」×「②生存年数」=「③必要資産」
に当てはめていきます。
9万円×12か月×(82-35年)=「③必要資産」
⇒5076万円=「③必要資産」
なるほど、あと5年で5000万円を貯めるのはハードルが高い。つか無理。
やはり離脱後に何もしないFAT FIREは難しそうです。
多くの会社員は「Side FIRE」が適切です
先に整理した【自分の要件】や【必要資産-方程式】からも分かるようにFat FIRE以外であるCoast FIREとSide FIREの2択になりそうです。
何か人に貢献できる事をしたいという意味ではCoastとも思いましたが、どちらかというとCoastは精神的負荷を減らす事に重きを置いているように読み取れます。
※責任が重い高年収の方がお金を貯めて離脱するケースかと。
私の持論は長くなるので別の機会として、
多くの会社員の悩みランキング1位は「人間関係(上司)」です。(私も?)
マジメな日本人は、「こうすれば〇〇の為になる」と考えるのですが、幸か不幸か人によってアプローチが異なります。
納得できなくても「上司の考えで進む」という選択を飲み込む他ありません。
その溝を埋めるのがコミュニケーションなんですが、対話を試みた私も失敗しましたからなんともです。
要するに「自分と異なる考えや選択肢を強要される事がイヤ」という自然な感情です。
組織に所属する時点でこの悩み・ストレスを根絶する事はできません。
よって、人間関係に悩む多くの会社員は「Side FIRE」の方が良いのです。
私のFIREしたい要件が1位と2位だ・・・(´・ω・`) 皆Side FIREしましょう笑
どれぐらいSideで稼ぐのかでFIREの時期が前後する
繰り返しますが、私の必須支出は9万円です。
勿論、幸福度を上げるために偶の贅沢で美味しい物を食べたり、物を買ったりする事もあるでしょう。
必須支出の9万円とは純粋な消費ランニングのみですから、必須以外の支出をSide(今後、Sideとは会社員を退職した後に得る収入を示します)で賄うというスタイルです。
Sideへのアプローチは絶賛研究中なので、詳しくは別記事で記載いたします。
その上で最低限の必須支出に限り、Side FIREの達成時期感にフォーカスしていきます。
【必要資産-方程式(Side収入有)】
{「①一月あたりの必須支出」-「④Sideによる収入」}×「12か月(固定値)」×「②生存年数」=「③必要資産」
Sideによる収入は、要件にあった仕事によって様々かと思いますが、それだと計算できないので仮に月3万円の収入があったとしましょう。
計算します。
{9万円-3万円}×12か月×(82-35年)=「③必要資産」
⇒6万円×12か月×47=「③必要資産」
⇒3384万円=「③必要資産」
なるほど、あと5年で3384万円を貯めるのは難しいですが、近づいてきましたね。
やはり離脱後に収入を少し得るだけで良いSide FIREは再現性が高そうです。
※Sideの収入を上げれば必要資産はもっと下がっていきますが、FIRE後の自由度も下がります。
※参考ですが、月3万円から5万円にすると必要資産は「2256万円」です。
でも3384万円でも、かなり難しいです。
1年で600万円貯蓄って、年収一千万クラスの人が節約して実現できるレベルです。
まだ難易度を下げる要素はあります。