平凡なサラリーマンはお金を増やしたい

サイドFIREを目指す30男の生き様(金策と検討)

経費と機会損失を比較してみた

こんにちは、コウちゃんさん(管理人)です。

サイドFIRE(セミリタイア)では仕事選びが課題になりますよね。

かと言って、いい年してアルバイトやパートも気が乗らないな・・・と個人事業主を考えている人が大半だと思います。 

今回は個人事業主に避けられない経費のお話です。

 

 

はじめに

平凡会社員のFIREは、基本サイドFIREになります。

資産は余裕ありまくりではありません

そのため不要な税金は削減していく必要があります。

控除額には自分で変えられる項目固定の項目がありますが経費は自分で変えられる項目です。 課税計算が分からない方は↓ の過去記事を読んでください。

money-focus.hatenablog.jp

 

経費の威力ってどんなもの?

結論から書きます。

所得税:経費の5%が浮く  ※サイド所得が低いため

住民税:経費の10%が浮く

合計:経費の15%が浮く

です。

0円になる訳ではありません!

(ドラマや漫画で経費で接待とかしていますが、あれは会社の負担です)

平凡会社員からのサイドFIRE個人事業主であれば、税金は所得税と住民税しかありません

起業して法人があるなら法人税がありますし、個人事業の収益が290万を超えるレベルなら事業税もあります。

しかしサイドのような片手間的で290万以上の収益を出すのは容易ではありません。

世の中の個人経営がフルタイムで苦労しているのを見れば、難易度が高い事は分かります。

よって、事業税は大半には無縁で所得税と住民税を考慮しておけば事足りるのです。

 

一応、経費が浮く説明

所得税:課税所得金額が195万以下であれは5%の課税割合です。

住民税:課税所得金額に10%の課税割合です。

課税所得金額に合計15%の課税割合がかかるという計算です。

経費は、課税所得金額に含めないように控除できるルールとなっています。

よって、上記15%が課税されない事で浮く(節税)となります。

 

経費は薬にも毒にもなる

上記の結果から、「15%引きでお金を使えるならお得!」と考えてはいけません。

そもそも経費の目的は、事業の売上を伸ばす(できない事ができるようになる)ために投資するお金です。

そのため、投資金が回収できるのか、できたのかを意識しなければなりません。

私の考え方は下記です。

①実費85%分を超える売上向上(できるようになった)を達成できたか。(薬なのか)

②積立投資をしていたらどれだけの利益を得られたのか。(毒なのか)

 

少し掘り下げます。

①実費85%分を超える売り上げ(効率)向上を達成できたか。(薬なのか)

直接利益に繋がるなら、簡単に評価できますので割愛します。

問題なのは直接利益に繋がらない投資経費もあります。

例えば本。

本でなければ得られなかった情報や情報が纏まっている事で調べる手間を削減できている場合は、時間単価で算出していきます。

毎日PCで検索して必要な情報を探していてトータル5分使っていたが、本にメモや付箋を付けており、1分で済むようになった。

新しく知った情報を調べるのにかかる想定時間が半日のところ本の2時間で済んだ。(本は体系と情報がセットなので、ネットのようにバラバラに調べる手間が無い)

利益がある方は、稼働時間で自分の単価を算出できます。

利益が無い方は、身体が資本なのでアルバイト単価で算出できます

※できるようになりたい事ができるようになったのかでも評価できます

注意なのは、情報は永遠に効果を持続する訳ではなく時代の流れがあります。情報が有効な期間を効果期間として考える必要があります。 ※本人の自覚次第。

 

時給単価2000円の方が4分短縮できると、133円ですから、1000円の本であれば、850円の負担となり1週間で回収できた事になります。(アルバイトも同じなので割愛)

できない事ができるようになる事は、今後の人生で死ぬまでそのスキルを運用できるため、ずっと資産運用しているようなモノです。どのみち数字で表現する事が困難ですので、定量ではなく定性的に回収(目的達成)できていると考えて良いと思います。

経費投資の運用期間

経費投資の運用期間
②積立投資をしていたらどれだけの利益を得られたのか。(毒なのか)

10万円/1年+50万円/5年の60万円の経費があったとします。

4%で運用できた場合、

1年目:0.4万円+2万円

2年目:2.1(4.1)万円

3年目:2.2(6.3)万円

4年目:2.3(8.6)万円

5年目:2.3(10.9)万円

合計:11.3万円の利益を生んでいました

つまり、①で算出した金額(薬)が、②の金額(毒)を超えて回収できていなければ、投資としては失敗(解毒できない)したという事になります。

 

先ほど①の例を少し変更して考えてみます。

時給単価2000円の方が4分短縮できると、133円ですから、1000円の本であれば、850円の負担となり1週間で回収できた事になります。

この本が10万円分(100倍)あると、1日133円×100倍=13300円となります。

実費負担は85000円となり1週間で回収できた事になります。

 

確実な時間短縮には積極的に経費投資する事

上手く文章を構成できなかったため、纏めさせてください。

現実には回収できない投資物も沢山あると思います。

しかし、上記で気づいた方もいるかもしれませんが、毎日行うちょっとしたルーティーンの時間が削減されると爆発的な回収率を発生させます

 

事業は資産運用のように時間をかければ良いものではなく、時間をかけるだけ赤字になりますので、時間短縮が見込める機器やサービスだと気づいた場合は、削減時間と自分の時間単価を考えて積極的に投資すべきと考えます

【注意】

上記は個人事業主の場合です

会社員は仕事をした分だけ際限なく給与が出るわけではないので、時間単価だけで計算してはいけません。

会社員の時間単価については別記事↓で書いていますので是非

money-focus.hatenablog.jp

逆に、経費投資をする際にどこに効果があるのか明確にならない場合、以下のリスクがあります。

・使い方が曖昧になっていないため、使いこなせないリスク

・効果範囲が不明確で正しく評価できないリスク

できるだけ効果範囲を限定的に捉えた方が、用途が明確で正しく評価できます。

 

ここまで読んでくださった方に感謝を。