平凡なサラリーマンはお金を増やしたい

サイドFIREを目指す30男の生き様(金策と検討)

サイドFIREの弱点について

こんにちは。

最近、有名なライオンさんがサイドFIREの資産推移をデフォルメした動画で、FIREの中でもサイドFIREを志す人の声がSNSに沢山挙がってました。

良い部分は別記事でもどんどん書いていきますが、他にはない情報から書き出していく事で本記事の有用性を上げたいと思います。

 

 

サイドFIREの資産推移を振り返る

サイドFIREでは下記のような方針で資産推移を想定できます。

先ずは軽く眺めてください。表記を忘れたのですが縦軸が資産、横軸が年齢です。

サイドFIREの資産推移

サイドFIREの資産推移

図のイメージでは私のサイドFIRE計画を参考に35歳でFIREする推移を描きました。

それぞれのパターンについて簡単に説明します。

一進一退パターン①

働ける年齢の場合はサイドにより収入を得て、資産運用と併せる事で支出をプラスマイナスゼロにする方式です。

働けない年齢の場合は、年金がサイド収入の代わりとなって、高齢になっても収支を釣り合わせられる作戦となります。

サイドFIREのお手本の考え方となります。

働いてないのに年金って貰えるの?という方は過去記事

money-focus.hatenablog.jp

をご覧ください。

 

ゆっくり蓄積パターン②

行動方式は一進一退パターン①と同じです。

ただ、収支がプラスに傾くように釣り合わせ資産を増やす事で、未来へのリスクにも力を割きたい作戦となります。

注意点としては、働き方を誤るとせっかくの自由な時間が失われたり正社員の方が効率が良かったという事になりかねません。

ゆっくり取り崩しパターン③

ゆっくり蓄積パターン②とは反対の作戦で、可能な限り今の時間を有用に使いたい、謳歌したいという作戦となります。

別の記事でも資産が底をつかないシミュレーション結果が出ていますので、十分実現性があります。

注意点としては、目減りする資産への精神不安や、未来へのリスクに力を割けていない為、調査不足による計画漏れや社会環境の変化によって、お金による対応以外を余儀なくされる可能性があります

 

お金の推移だけでサイドFIREをしてはいけない

ここまで読んでいただいた方で「俺は②だな」「私は①かな」と思った方、ちょっと待ってください!!

上記のパターンのように一貫性をもって蓄積や取り崩しを継続しなくてはいけない理由はありませんので、思い込まないようにご注意ください。

途中で変えても良いのです。あくまでも資産推移の方針を考える概念になります。

それに上記は資産推移だけの話です。他にも考慮する事は沢山あります。

 

目的を忘れないで

FIREをするにあたって自己分析やFIRE後に為す目的設定を先ず最初にすべきです。

目的のない計画では、行動方針にブレが出たり、想定外の事象に対して毎回人生の方向に悩み続ける事になります。

私の場合、働きたくないのではなく、

・時間に縛られて休日を過ごしたくない事

・考えの合わない上司の下で働きたくない事

・ありがとうと言われたい事

という理由があります。(更に要すると幸せになりたいのが目的です)

あくまでも現実世界にいるのは、人間です

お金は問題を汎用的に解消できる手段ですが、目的ではありません

※勿論、マネーゲームが目的ならOKだと思います。

お金に人生を左右されるのではなく、人生の方向を切り替えるために不安となる経済的課題を解消する手法として利用するのがサイドFIREだと考えています。

 

先人の経験を有難く教示しましょう

現代にはインターネットがあり、多くの人が発信した情報を繋げ人が同じ歴史を繰り返さずに済むようになっています。

既に海外ではFIREの体験者が多く、日本でも実践者がいますから、その先輩方の情報を読んで得た悪い方面における気づきを纏めています。

弱点として気づいた事は計画に入れて対策を考えましょう。

疑問を疑問のまま放置する者は必ず負けます勝たずとも負けない戦いをしましょう。

 

精神的な変化について

上述でもありましたが、FIREを実施した方で共通して精神的に悪影響した事をピックアップしました。

①暇すぎてどうすればよいのか分からなくなる

②資産が減っていく事が不安になる

③寂しい

軽く言及します。

①暇すぎてという方は、目的を設定していない事が原因です。

また、目的に対する調査が足りず実際には実行できなかった事も考えられます。

目的と調査・計画が大事という事が分かりやすい凡例と言えます。

②意外に知られていないのが、この資産が減っていく事が不安という感情です。

厄介な事に、歴史上人間は食物の貯蓄など長い間、余裕に安心を感じて生きている為、もはや性質と言っても良いレベルであり、FIRE最大の敵です。(隠れボス)

精神対策は資産を減らさない事です。

サイドFIREは収入を調整できるので不安を和らげる方法になる事が数あるFIREでも有利な点です。

実は年金保険というのは、政府がこの本質に気づいているからこその対応策だったりします。失礼な言い方ですが意外によく考えられているのです。

③寂しいですか・・・。既にボッチの私からすると想像できませんが、折角先輩からの共通経験ですから、対策は考えておく必要があります。

恐らく鬼門になるのは40代後半あたりからの人付き合いではないかと推測します。

若い内はラフな付き合いでも気軽にできるものですが、歳を重ねた後に仲良く遊びに行くという現場を私見たことがありません^^;

求めているのは、僅かな機会の友人との繋がりではなく、継続的な関わりだと思いますから、同じように継続する経済活動による仲間とつるめば良いのでは?と思っています。

「同じ事をしているので目線が近い」「共通の話題がある」「同じ時間を過ごす」

部活仲間と同じ特徴がありますね^^(ココは研究中です)

 

年代別でハッピーターンが変わる

本記事のメインになります。

サイドFIREは自由に働き収入を得られる働き方をします。

当然リスクもあり、年齢と共に、雇用条件が変わってくると分析しています。

・キャリアが途切れている(無い訳ではない)

・高齢になるにつれて肉体労働が厳しくなってくる

 

サイドFIREでのリスクから見た推移をイメージ化しました。

資産推移と心の持ち様

資産推移と心の持ち様

堂々:若い内は肉体労働でも問題なく、再雇用の道でも引き返せる余地がある。

不安:肉体労働も厳しく、高齢でキャリアが無い為、再雇用では選択自由が無い。

平穏:年金受給を開始して労働は無いが、資産にやや不安が残る。

和やか:年金受給を開始して労働もなく、資産にも余裕があり、リスクに対応できる。

 

自由に働けるギグワークの多くは、会社員としてのキャリアにはなりません。

肉体労働であっても若いうちは問題なく、寧ろ稼ぎやすいので楽しいかもしれません。

50歳を超えたあたりからは想像も尽きませんが、世の先輩の発言に耳を傾ける限りは、肉体労働は厳しそうです。

しかし、「キャリアが薄く、かつ高齢の方が働ける場所」はあまり無く、工事現場などの肉体労働に寄る傾向にあります。

※50歳はイメージです。説明を理解しやすいように分かりやすい切れ目としています。

その後、65歳を超えてしまえば年金受給を開始できるため、サイドとして得る必要な収入を補完できますから、再雇用に対する課題も解消されていく事が予想できます。

お金の消費意欲も高くないため、ここまで来て資産が2000万円以上あれば平均寿命まで逃げ切れると考えています。

※重病になった場合、働いていても払える物ではなく、高額医療・療養制度を発動します。

※そういえば、老後2000万円問題は無かったかのように消えたのご存じですか?(計算ミス)

 

サイドFIREの弱点は中高年にアリ!

よって、50歳~65歳の期間が、サイドFIREの成功/失敗への分水嶺と考えています。

対策にはいくつかの方法が考えられます。

①「50歳~65歳」は無職でも耐えられるように資産形成しておく。

②「FIRE~50歳」と「50歳~65歳」でサイド収入に必要となる金額を予め段差を付けて計画しておく。(例:「FIRE~50歳」は7万、「50歳~65歳」は3万など)

③自分のビジネスを確立する。(私はやりたい事があるのでココを頑張ります)

個人的には①と③をお勧め致します。

理由は、「50歳~65歳」で雇用される現場では、自分よりも年下の方から雑な扱いを受けないか不安だからです。

そして、きっとそれは自分の裁量・努力で変更できません。

UberEatsのように組織に属さずに働ける場合、この問題は解消できるかもしれません。60歳でUberEatsしている人は限られますが・・。

しかし、新しいビジネスであり課題も沢山ありますから、これからどうなるか誰にも分かりません

分からない物を計画に含めるのは危険です。

だから無いものと考えておいて、使えるなら幸運だったという悲観論で進めましょう

 

それでもサイドFIREを計画する理由

今回はサイドFIREの悪い部分に着目して書いています

ここまでデメリットを分かっていても私は辞める気がありません

理由は、「再現性が高く平凡会社員でも達成できる最も安定するプラン」だからです。

そして、経済的不安を最小限に抑えながらコジ開けられた時間を使い、やりたい事を達成してみせます。

 

ここまで読んでくださった方に感謝を。